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  • 2023年7月27日
    スタッフブログ

    チャットGPTによって無くなる仕事、無くならない仕事とは?

    近年のAI技術の進化・深化には目を見張るものがありますね。
    一般の私たちの生活の中にもすでにチャットGPTというAI技術が持ち込まれていますから、仕事や生活の中で利用しているという人も多いと思います。
    自分で使う分には便利ですが、チャットGPTの登場によりなくなってしまう仕事もあるのではいか、と考える人もいます。
    実際、自分が関係する仕事がなくなる心配をされている人もいると思いますので、この回ではチャットGPTによって無くなるor減少する仕事、逆に無くならない仕事について、具体的な職業を上げて考えてみたいと思います。

    ■無くなる・減少する仕事

    仕事に困る人イメージ画像

    ①文章校正業

    チャットGPTは文章の作成や校正を得意とし、スペルミスなども検出して修正ができます。
    これまでは例えばワードの文章校正や校正用のアプリなどに頼っていましたが、チャットGPTは高性能なAI技術でより正確に、短時間で校正をこなせます。
    最終的に人間の目で校正を入れていたものが、今後はチャットGPTで代替されることになるかもしれません。

    ②翻訳業

    これもチャットGPTの得意分野で言語間の翻訳も僅かな時間でこなせます。
    ただ現在のところは精度的に怪しいところがあるので、簡単な翻訳のみに限られます。
    チャットGPTは自ら学習が可能なため、今後は精度が増していくとされています。

    ③データ入力

    単純作業となるデーや入力は得意な人もいれば不得手な人もいます。
    得意な人は仕事として請け負うことができ、実際に求人もあります。
    ただこうした単純作業はAIに取って代わられる可能性が高く、チャットGPTの登場で失われる可能性が高い職業です。

    ④ライティング業務

    単純な文字入力で済む程度のライティングであればチャットGPTで代替できるので、こちらも縮小していくと思われる業種の一つです。
    ただし創造性が必要とされる記事や専門性が求められる内容、正確なデータを基にする内容などは知識や経験のある人間でないと対応できません。
    例えば社内報の作成や規格が決まった報告書の作成など定型的な文章作成であればチャットGPTで対応できるものも多いと思われます。

    ⑤リサーチ業務・分析業務

    ネット上から必要な必要な情報を収集するリサーチ業務もチャットGPTが得意とする分野ですので、これを主業とする人は心配があります。
    社内でリサーチ担当ということであれば他部門に配置換えで済みますが、個人で仕事を請け負っている人は内心穏やかではないと思います。
    収集した情報の分析もできますから、市場の動向や消費者のニーズなどをリサーチ、分析するリサーチャーの方も将来に不安がでます。

    ⑥秘書業務の一部

    社長秘書の業務はスケジュール管理が主な仕事になりますが、チャットGPTもスケジュール管理ができるので、これだけであれば秘書を雇う必要性はないかもしれません。
    AIは扱うのに手間を感じるという人もいるので、声を掛ければ何でも対応してくれる人間の秘書が良いと考える人もいるでしょう。
    逆に人間を管理するのが煩わしい、AIの導入に抵抗がないという人はチャットGTPでスケジュール管理をする方が楽かもしれません。

    ⑦SNSの対応業務

    チャットGPTはSNSの投稿文章の作成やコメントに対する返信ができます。
    よくある質問への回答など簡単な対応は任せられるので担当者の手間を減らすことができます。
    ただし現状では完全な対応管理を任せることはできないので、引き続き人間の担当者が必要です。

    ■なくならない仕事

    医者イメージ画像

    では次に無くならないと思われる仕事を見ていきます。

    ①アーティスト

    画像生成AIの存在があるので一概には言えませんが、デザイナーだけでなく想像力を必要とする仕事をする人をアーティストと定義すると、完全な代替は難しいのではと思われます。
    芸術全般はそれを生み出す制作者の感情や独自の視点に基づくものですから、これをAIが代替することはできません。
    AIは今ある知見を整理したり合理化することは得意ですが、新しいものを生み出すクリエイティブな能力は持っていません。

    ②医師や看護師

    ある研究機関では医師の代わりにAIが投薬内容を的確に判断できるかという実験がなされたようですが、完全な代替はやはり無理なようです。
    投薬の判断もそうですが、患者から症状を聞き取り、疾病の有無を判断し、治療計画を立てて投薬を行い、経過観察を経て完治に導くといった一連の流れはチャットGPTでは代替できません。
    看護師の仕事も医師を補佐し、あるいは一部については看護師が独自に医療行為を行いますから、これはチャットGPTが代わることはできません。

    ③介護職

    介護職も医師や看護師と同じように要介護者、要支援者の支援内容を適切に組み立て、実行するのが仕事です。
    介護計画の立案などは将来的にチャットGPTが立案できるようになる可能性はあるとしても、現段階ではプロの目で必要な支援を見極めなければなりません。
    入浴介助などの介護実務は如何にしてもAIでの代替は不可能ですから、人間の介護者が必要です。

    ④メンタルセラピスト

    心理カウンセラーなどのメンタルセラピストは人間の感情に影響を与える仕事であり、セラピスト自らも感情労働の類の仕事をこなすことになります。
    心理カウンセリングでは「共感と受容」が大切だと言われますが、チャットGPTでも表面的な対応は可能かもしれません。
    例えば「今悲しい思いをして辛い」と相談すれば、チャットGPTは「悲しいんですね、辛いのですね」と共感を示してくれるかもしれません。
    ただそれは表面的なもので、心から受容してくれるわけではありません。
    そもそもAIには感情や気持ちは存在しないので、人間のように感情を共有するということは不可能なのです。

    ⑤教師

    あるニュースでは、家庭教師をチャットGPTに代えたら効果が出たという報告がありました。
    チャットGPTは情報提供が得意ですから使い方次第で勉強を教えてくれる存在となり得ます。
    しかしこれは知識面の話で、学校では知識以外の多くのことを教わります。
    人とのかかわり方や集団の中で自分を維持する方法など、勉強以外で学ぶことは多くあります。
    人間の成長に大きな影響を及ぼす場であり、学校で働く教師の仕事はAIでの代替は難しいでしょう。

    ⑥営業職

    意外なところでは営業職にも人間の強みがあります。
    営業はマーケットの理解はもちろん、人の心理の読み取りなどもこなさなければならない高度な能力が求められます。
    セールスレターなどの作成程度であればチャットGPTの守備範囲ですので、営業職の手助けをしてくれますが、相手に合わせた表現や文言などに適宜修正が必要です。

    ⑦科学者や研究者

    特定の専門分野について研究を行う研究者や科学分野の専門家は今後も仕事はなくならないと思われます。
    これら研究者、科学者も必要に応じてチャットGPTを利用することはあると思いますが、それは基礎的な情報収取やリサーチを任せる程度です。
    その収集した情報を使って何をするかが問題で、科学者や研究者は新しい価値を創造し、社会をより良い方向に導く使命を持っています。
    AIは情報収集や分析などはできますが、新しいものを生み出す、創造するということはできません。

    ⑧ITエンジニア

    AIは人間が生み出したもので情報技術や科学技術を基にして作られています。
    AIは学習能力があり成長が見込めますが、管理するには人間の技術者が必要です。
    IT技術の進展は今後ますます求められる分野で、技術者の育成については世界で競争になっています。
    この分野で後れを取ると国の安全にも関わってくるので、日本も国策としてIT技術者の育成に力を入れています。
    AIは軍事や国防、宇宙開発など先端技術を要する分野で必要不可欠ですから、そのAI開発に従事する人間の技術者は必ず必要になります。

    ■まとめ

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    本章ではチャットGPTによって無くなる仕事、無くならない仕事について見てきました。
    チャットGPTは文章作成を得意とし、この特性を利用することで様々な方面での活用が期待できます。
    情報収集などの基礎的な仕事を任せることができますから、今後は校正、翻訳、リサーチなどの仕事の一部はチャットGPTに取って代わられる時代が来るかもしれません。
    無くならない仕事や業務は現状ではAIで完全に代替するのが難しいとされているものですが、今後のAI技術の発展次第ではどうなるか分かりません。
    AIが人類の敵になるというようなリスクを主張する人もいますから、研究者の方々には健全なAI技術の発展に努めてもらいたいものです。