2022年9月16日
会社経営
経営者・社長に向いてる人とは?成功者の共通点や性格
会社のトップを担う経営者には被雇用者にはない特性が求められます。
一旦は社長になれたとしても、必要な特性がなければ会社を長期的に
存続させることは難しいかもしれません。
本章では経営者・社長に向いている人の性格や成功者が持つ共通点に
どのようなものがあるか見ていきたいと思います。
今現状でこれらの共通点に当てはまらないとしても、後天的に特性を身に着けることは可能です。
仮に当てはまるものが少なかったとしても、少しでも近づけるように努力していきましょう。

■人づきあいが上手である
成功している経営者で閉鎖的な気質を持った人はまずいません。
多くは人づきあいが上手で、どのような相手でも拒絶せずに無難に付き合うことができます。
ビジネスチャンスをつかみ、取引先と良好な関係を維持していくには人づきあいの上手さが大きく影響するのは確かです。

■チャレンジ精神が旺盛
自ら会社を立ち上げようとする以上はチャレンジ精神が無ければ実行に移せませんが、会社立ち上げ後も経営者には攻めの姿勢が求められます。
というのも、仮に主力となる事業がうまく回っていたとしても、それに安住していると市場や社会の変化に対応できず、ちょっとした事情の変化で事業が傾いてしまうことがあるからです。
そのため主力事業が安定稼働していても、経営者は常に別の新規事業の可能性を考え続けなければならないとされています。
経営者は落ち着く暇がありませんが、これを楽しんでこそですね。
■雇われることに嫌悪感がある
従業員気質が強い人は安定を求めるため雇われて働くことに何の疑問も持ちません。
それが普通と言わんばかりに収入を得る手段は給料以外考えないでしょう。
人に雇われることが嫌いだという気持ちがあれば少なくとも従業員気質から遠ざかるので、独立起業に向けて自分を奮い立たせることで社長になる道が開けます。
漠然と「独立したいなあ」と考えるだけではなかなか実現しません。
やりたいことが明確であれば、後はそれを実現するための道筋を考えていけばよいので独立起業のハードルはそれほど高くないでしょう。
自分のアイデアを市場にどうアピールするのか、誰に対し訴求し、どうやって収入に換えるのかプランニングしてみましょう。
すでに目標となっている事業者や経営者がいるのであれば、その企業や経営者のビジネスモデルを詳しく調査することでプランニングが容易になります。

■ポジティブ思考である
「〇〇だからできない」というセリフは雇われ人たる従業員がよく口にします。
これでは思考停止状態で前に進むことはできません。
会社を率いる経営者は常に前向きでいる必要があり、「不可能を可能にするにはどうするか」を考えるポジティブ思考が求められます。
■世間の流行や変化に敏感
ビジネスチャンスをつかむには世間の変化や流行に対して敏感でいる必要があります。
消費者たる一般の個人は自分の生活や趣味に関係ないことには興味を持たず鈍感になりますが、経営者は自分の興味以外のことにもアンテナを立てていなければなりません。
何か変わったことは無いか、見聞きするニュースや世間話の中でも新しい見聞に敏感に反応できるようにしたいものです。

■決断・判断が早い
社長業をしていると日々迅速な判断を求められます。
成功する経営者は、考えても判断が付かないことについてはリスクコントロールをしながらも「まずはやってみて、必要なら修正」というスタンスを持っています。
■いい意味であきらめが悪い
すでに成功している経営者も過去には多くの失敗を経験しています。
借金で首が回らなくなることもあったでしょうし、自己破産を経験した人もいるかもしれません。
「自分に社長なんて無理だ」とあきらめればそこで終わりですが、自己破産をしても諦めなければ再び這い上がることはできます。
事業が軌道に乗るまで貧乏で苦しい生活をしたとしても、「絶対に諦めない」という信念があればいずれは成功を掴むことができるでしょう。
■他人の意見に流されない
必要なアドバイスを外部から取り入れることはもちろん大切ですが、とかく他人の意見に流されやすい人は経営者向きとはいえません。
人の意見は妥当と思われる範囲で参考にすればよく、必要以上に他人の意見に傾く必要はありません。
コアとなる自分の考えをぶれずに持ち続けることは経営者に必要な素質です。
■常識にとらわれない
既存の常識を疑わず世間の流れに乗って生活していれば無難な人生が送れるので、一般消費者たる個人であればそれで充分でしょう。
しかし経営者がビジネスチャンスをつかむには自ら変化を起こし、そこにこれまで無かった価値観を創造させる力量が求められます。
消費者が普通に利用しているサービスやモノ、事でも「この点に不便を感じているんじゃないか?」「もっと工夫できるところはないか?」と探りを入れると新たな視点が見えてくるかもしれません。

■必要な投資を実行できる
一般消費者がする消耗性の借金は何の価値も創造しませんから一般的には悪い借金と言われます。
良い借金とは元手を活用しより大きな価値を創出するものです。
ある意味、会社経営は自分の事業に投資する行為と捉えることができるので、
経営者は必要な場面で躊躇なく資金調達に動けるようにしたいものです。
■信用を重視する
企業活動は利益を求めることになるので、「如何にして稼ぐか」は重要な課題です。
しかし目先の儲けを優先すると周囲に軋轢を生じさせたり、信用を低下せてしまうこともあります。
お金は後で取り戻すことができますが、一旦失った信用を取り戻すのは困難です。
成功に向けては儲けよりも信用を優先する姿勢を持つようにしましょう。

■まとめ
本章では経営者・社長に向いてる人の性格や成功者の共通点などを色々と見てきました。
成功の定義はそれぞれあると思いますが、誰でも知っている有名な経営者でなくとも、地元で長く経営を続けていれば成功者と言ってよいと思います。
身近な社長さんを何人かイメージして、「あの人はどうやって成功したんだろうな」と思いを巡らせてみると面白いかもしれませんね。