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  • 2023年1月12日
    会社経営

    これから起業を考えている方必見!起業と経営の違いを分かりやすく解説します。

    近年は働き方改革や副業ブームなど、雇われて働く被雇用者の方も個人で稼ぎを生み出すことに意識が向きやすくなっています。
    副業などを扱う書籍やネット上の情報などでも「起業」や「経営」という文字をよく見ますね。
    意識しないと両者の違いを深く考えることはないと思いますが、この二つには大きな違いがあります。
    本章では「起業」と「経営」の違いにフォーカスして解説していきます。

    ■「起業」とは?

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    起業は言語的には生業(なりわい)を起こすということで、つまり新しく事業を始めることを意味します。
    被雇用者は普段、他人のビジネスのための自らの労働力を投下し、その見返りに給料をもらっています。
    起業は自分のビジネスを始めるということですので、他人のためではなく自分自身のために全てのリソースを投下することになります。
    起業するにあたっては法人を立ち上げるのか、個人事業で進めるのかなど、ビジネスの内容や展開を考慮して考えるべきことがたくさんあります。
    初めての起業では、会社という後ろ盾がない中で不安にさいなまれながら準備を進めることになるでしょう。
    不安があっても、思い切って飛び出す勇気が必要で、これが無ければ一生雇われ人として生きていくしかありません。
    起業当初は儲けが無いことも多いので苦しい思いをするかもしれませんが、ビジネスが軌道に乗れば十分な儲けを生み出すことができるようになります。

     

    ■「経営」とは?

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    経営とは、立ち上げた事業を継続させ、そこから継続的な利益を上げていく手段を指します。
    仮に起業してビジネスを開始したけれど、儲けが出ないうちに倒産してしまったという場合、起業はしたけれど経営には失敗したということができます。
    経営を続けるには資金繰りの問題や従業員の確保、取引先の信用獲得など他方面に気を配る必要があります。
    経営は長期目線で物事を考える必要がある点で起業との違いを見ることができます。
    起業は瞬発力を求められる短距離走、経営はスタミナを要する長距離走のようなイメージです。

     

    ■起業家と経営者の違い

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    起業と経営の違いをイメージできれば、起業家と経営者の違いについてもイメージができると思います。
    会社からの独立を考えたり、会社を辞めて起業の準備をする人は「起業家」と言えます。
    起業家は事業を開始した後は経営者として実働していくことになります。
    一方、起業を経由せずに経営者になるケースもあり得ます。
    例えば従業員としてある会社に就職したあと、能力を認められてその会社の社長の座を譲ってもらったような場合、その人は自分で起業するという経過を経ていません。
    その意味では起業の大変さを知らずとも経営者になる道はあるということになります。
    またフランチャイズシステムを利用して起業したような場合、儲けの仕組みづくりや設備導入などは本部が作成したマニュアルに従うことになるため、こちらも起業の大変さを味わわずに済すので、「起業家」とは言えない気がします。
    起業家は経営者になるが、起業を経由しない経営者もいるということでざっくりと理解してもらえれば結構です。

     

    ■個人事業主は起業家ではない?

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    ところで、ネット情報などを見ていると、起業もしくは起業家とは法人形態でビジネスを始めること、またその人を指し、個人事業主は起業家とは言わない、という記載を見かけます。
    上記の説では、個人の場合は起業ではなく「開業」というのだ、という説明がされることもあります。
    ただこれは税務署に提出する「開業届」が基になっていると考えられ、「起業とは何か」という本来の筋とは違う気がします。
    考え方次第ですが、個人事業を始めることを「起業」に含めることは、私は妥当であると考えます。
    会社からの独立や事業の立ち上げを考える際、初めは個人事業として始めるケースは多くあります。
    個人事業でも起業家マインドがなければ始められないので、この意味で個人事業主も起業家と捉えてよいのではないでしょうか。

     

    ■起業と経営はセットで考える

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    従業員から社長に抜擢されるようなレアケースはさて置き、多くの場合は起業して成功し経営者になるという道筋になります。
    起業を考える段階で同時に経営者としての目線を持っていなければ挑戦は失敗に終わってしまうので、アイデアを生み出す起業家目線と、長期的に利益を生み出す仕組みを考える経営者目線を両方持つ必要がありますから、これから起業を考える人はこの点を意識してください。
    規模や業種にもよりますが、人を雇うことも想定し人件費や保険料などについても事前に想定しておく必要があり、準備が不足すると事業継続に支障をきたすことになります。
    起業家は起業して終わりではありません。
    その先の経営者として実働していけるように、長期スパンの事業戦略を描いておきましょう。

     

    ■まとめ

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    この回では「起業」と「経営」の違いに焦点をあてて見てきました。
    基本的には起業の先に経営があり、起業はビジネスを始めること、経営はビジネスを継続して利益を上げていくことという理解でOKです。
    起業を経ずに経営者になるという道もあるので必ず起業を経由するとは限りませんが、一般的には会社から独立して起業を果たし、軌道に乗せて経営を続けていくというケースが多いと思われます。
    起業を考える際は同時に経営者目線を持つ必要があり、継続して利益を上げていく方法や仕組みづくりも意識しておかないと経営に失敗してしまいます。
    弊社ではスタートアップ事業者の方に向けた経営コンサルティングサービスも提供しておりますので、こうした外部の知識やノウハウなどを効率よく取り入れながら、事業の継続を図って頂ければと思います。