2023年4月7日
資金調達
なぜファクタリングは負債にならないのか?その理由を教えます。
これまでファクタリングを利用したことがない方や、詳しく調べたことが無いという方はぜひ一度時間を取ってメリットを調べてみて頂きたいと考えます。
当社WEBサイトでお伝えしている情報を見るだけでも、借り入れに頼らないファクタリングが資金調達法として如何に有効であるか分かって頂けると思うので、ぜひご覧頂ければと思います。
ファクタリングのメリットの一つが「負債が増えない」ということで、これにより様々な恩恵を受けられます。
本章ではファクタリングで負債が増えない理由や、そこから生まれる利点について詳しく解説していきます。
■融資や借り入れの会計上の性質

ファクタリングと比較する対象として、融資や借り入れといった資金調達法の会計上の性質を見てみましょう。
借り入れは借金ですから返済が必要です。
返済が必要な資金調達法をデッドファイナンスと言い、期限が来たら利息を乗せて返済しなければなりません。
もし返済できなければ信用が悪化し、以降の資金調達や取引先との関係に支障がでます。
デッドファイナンスは会計上は負債の増加となり、これが対外的に見栄えを悪くしてしまいます。
個人の人間関係においても、借金を多く抱えた人物がどう評価されるかと考えれば分かりやすいですね。
「資金管理ができない人」、「他人に頼らないと生きていけない人」と映るのが普通ですから、そのような人物とは積極的に仲良くなりたいとは思えません。
基本的には企業間でも同じで、負債が多くあることは一般的によく見られないのです。
■ファクタリングの会計上の性質

ではファクタリングが会計上でどのような性質を持つのか見ていきます。
ファクタリングは融資や借り入れとは根本の性質が全く異なります。
会計上は資産の売却であり、資金調達の分類としてはアセットファイナンスにあたります。
アセットは資産を意味し、売掛債権という資産を換金して資金化するのがファクタリングです。
アセット(自社の資産)を現金化するものですから、融資や借り入れのように他人の資本に頼る必要がなく、返済の義務や金利負担なども生じません。
ファクタリングによって得られる売却代金は返済が必要なものではありませんから、会計上で負債が増えることはありません。
そして負債が増えないということは自社の信用情報に影響しないことも意味します。
融資や借り入れの場合、借金をした事実や、万一返済を焦げ付かせればその事故履歴が信用情報機関に登録されてしまいます。
ファクタリングは貸金取引ではないので、信用情報機関に何らかの情報が登録されたり、それが他者に利用されたりすることはありません。
会計上では、ファクタリングの利用によりむしろ見た目が良くなる効果が生まれるので、その点を次の項から見ていきます。
■ファクタリングはオフバランス化が可能

ファクタリングは会計上のオフバランス化が可能です。
オフバランス化とは、資産や負債を貸借対照表上で減らすことを意味します。
借金が少ない企業の方が見栄えが良いのは当然ですから、負債を貸借対照表上で減らすことについては、その利点をイメージしやすいでしょう。
しかしファクタリングは売掛債権という資産を売却するものですので、資産の減少も伴います。
通常、資産額が減ることは避けたいでしょうし、対外的な見栄えとしても資産額は多い方がよく見られやすいということは確かにあります。
一方で、少ない資産で効率的に利益を生み出す企業は金融機関としては評価が高くなるため、融資事案においては資産が多くないことは必ずしも悪いことではないのです。
保有する資産に対しどれくらいの利益を生めているかという指標がROA(総資産利益率)で、ファクタリングはROAの向上につながるため融資元や株主からみると有能な企業という評価を受けやすくなるのです。
■負債を増やさずに資金調達ができるメリット

負債増加につながらないファクタリングは他にも多くのメリットがあります。
返済が必要な融資ではほぼ必ず担保や保証人の用意を求められますが、ファクタリングは返済の必要がないので担保や保証人を用意する必要はありません。
また売掛債権をファクタリング業者に売却した後で、万が一売掛先が倒産するなどして資金回収が望めなくなった場合でも、そのリスクはファクタリング業者が負うので、債権を譲渡した企業はその責任を負わずに済みます。
これにより、会計的には貸し倒れリスクを避ける効果を見ることができます。
また時間のかかる融資と違ってファクタリングでは迅速な資金調達が可能なため、急に訪れる資金ショートにより倒産の危機に瀕する事態を避けることができます。
また緊急性が特になくても、現金を手元に多めに用意しておくことで安全な事業運営につながります。
資産構成における現金の比率を概ね30%程度に保っておくことで安定した事業運営が望めるので、必要に応じて売掛債権を現金化することで、現金比率を望ましい状態に保っておくことができます。
■まとめ

本章ではファクタリングで負債が増えない理由や、それによって生まれる利点などについて見てきました。
他人資本に頼る融資や借り入れと違い、自社の資産を現金化するファクタリングでは負債が増えることが無く、むしろオフバランス化により見た目が良くなるので、第三者から見た時に自社の評価を上げることができます。
オフバランス化は新たな融資の際や、新規の取引先に信頼性を見せる際などに効果を発揮するので、資金調達方法としてファクタリングをぜひ検討頂ければと思います。
弊社のファクタリングは来店不要で全国どこからでもご利用頂け、迅速な進行により最短即日で現金化が可能です。
急な資金需要が生じた際にも迅速に対応致しますので、お気軽にご一報頂ければと思います。